2010年5月27日木曜日

二月堂の風景 今と昔

↑ Pentax MV1,SMCタクマー50mm/f1.7 ネオパン400

↑E-PL1 ,キットレンズ
30年前のお手軽カメラと現代のお手軽カメラを両手にぶら下げての奈良観光です。同じ日同じ時間に撮ったのに30年の時の隔たりを感じてしまいます。PL1のキットレンズ、きわめて安っぽいのに見事な解像度を見せています。すばらしい描写です。それに比べてなんでしょう、このMV1の白黒世界。しまりのない写真です。しかし、舞台の上の人々には昭和の時代を、遠くに見える東大寺には1000年の昔を映し出しているような描写です。たまりません。 昨日、キタムラカメラでネオパン400と1600を1本ずつ買ってきました。今週末、どの古フィルムカメラとレンズで出かけようか、ちょいと楽しみです。

2010年5月1日土曜日

嵯峨野のお稲荷様





Pen PL1 + smcタクマー50mm/f1.8
 連休初日の午後、嵯峨野を散策しました。この地は何度か訪れるものの、このお稲荷様を間近に拝観するのは初めてです。穏やかな天気の午後ですが、薄暗く誰一人入ってこない狭い境内でただ一人写真を撮らせてもらいました。表通りの華やかさに比べ笹が風にざわめく音しか聞こえない閉ざされた空間。お稲荷様の鋭い眼光。鳥肌がたつ寒気を感じながら撮影させてもらいました。 近所の土産屋のおばさんになんというお稲荷さんか聞いたのですが「知りまへんなぁ」。不安です。清涼寺のある嵯峨野は源氏物語の舞台ですが、当時は火葬をできない仏様の放置場所だったらしい。この日は化野念仏寺も拝観してきました。観光客でごった返す嵯峨野の表と裏を見た一日でした。