2010年4月28日水曜日

常滑急須


mamiya 645ProTL セコール150mm
常滑は焼き物の町です。中心地域はその昔、陶器を焼く煙で洗濯物がすぐに煤で真っ黒になったそうです。20年ほど前、この地に引っ越してきたころは陶器工場群はずいぶんと閉められた後で、煙を吐いている煙突はほとんどありませんでした。しかし、まだまだレンガ製の煙突が随所に見られ、焼き物の町の風情が残っていました。しかし、年々それらの文化遺産は”倒壊の危険"のため取り壊され、今はほとんどありません。代わりに中心部に大きなマンションが建つ始末。おまけにその隣にはショッピングセンターが来る予定。常滑版文化大革命か。そんな中、常滑の雰囲気を残しながら、おしゃれな小店でがんばっている若者たちや主婦の人々の存在を、傍観市民でありながら嬉しく思います。 写真は常滑散歩道の風景です。風に揺らぐ暖簾、常滑急須。奥のベンチでゆったりと古本でも読んでいたい、さわやかな4月のひと時でした。  フィルム写真は、柔らかさの中にも被写体の重量感が感じられるような描写をします。 「 中判は//私にとっては//ゴールかな」と思ったり。

2010年4月19日月曜日

Mamiya645ProTL で常滑の春

粋な一輪挿し
↑mamiya645 pro TL 150mm/3.5 フジクローム
4月11日、 陽気に誘われ、久しぶりに中判を"抱いて"常滑をぶらつきました。散り始めた常滑の桜風景をキリッと写真におさめたいのですが、スキャナーを通して見る限りどうも花びらの一枚一枚がぼんやりしていて。原因は手ぶれ?古いスキャナー?フィルム解像度の限界?ポジの状態で眺めるとすばらしく美しいのに、パソコン画面に映し出すとどうもぼんやりしています。写真屋で紙に焼いてもらったら美しさが再現できるかもと期待。ポジフィルムの暗部をおおう独特の"青"に魅力を感じています。マミヤセコール150mm/f3.5 を始めて使いました。ボケ味のよいレンズです。 

2010年4月2日金曜日

prakticaとpentacon1.8/50



praktica+pentacon1.8/55、コダックの安フィルム。(iso100)
東ドイツ,1970年代製のフィルムカメラ。セレン露出計で「場の雰囲気露出」を測って撮影します。変なところについたシャッターボタンを中指で押すと、空洞感のある、シャッター音がします。ドイツの機械らしい堅牢な構造が感じられる安心感のある音です。職場に置いて、時々空シャッターを押してました。が、突然、シャッターが下りなり、ショック。分解してどこかに油をさせば直るだろうと、一応注意深く分解したものの、再起不能に陥りました。(いつものことです・・涙) 愛着を感じていただけに残念な最後でした。抜けの悪い画質はレンズ内部の粒粒汚れが原因でしょう。